皆さんこんにちは。
今回は不妊症についてお話させていただきます。
・・・といっても、タイトルには「男性の」と付いていますよね?
そうなんです、不妊症という疾患は女性に限ったものではない!という
お話しを今回はさせていただこうと思います。
そもそも不妊症とは「妊娠を望んでおり、避妊をせずに性交をしているのに2年以上
妊娠しない」という定義があり、女性に限定するとは一言も書いていないのです。
テレビや雑誌などのイメージで不妊症は女性に限局した病気だ!と常識になってしまっている
方は多いかもしれませんね。
女性の場合ですと、加齢、ストレス、その他の生活習慣の乱れが起因するホルモンバランスの
乱れによるものの印象が強いですが、実は不妊の原因とはそれだけではないという事が
最近の不妊治療の業界の中で明らかになってきています。
男性の場合の不妊であれば、原因は共通したものが多く、骨盤への血流が悪化したことによる
骨盤や足先への冷えなどが原因となっています。東洋医学では、生殖器をちゃんと働かせる為に
骨盤を冷やしてはならず、ポカポカにしておく必要があります。鍼灸治療では、冷えてしまった
ばかりに機能低下した生殖器を賦活させるツボと温かい灸刺激によるアプローチをしていきます。
当院に通われる患者さんの中でも、治療を進めていく中で奥様に話を聞いていると、
実は旦那様側が原因で起こっている不妊症だという事が珍しくありません。
しかし旦那様の側としても、この事実をすぐに認められる方も多くはないかもしれません。
まず男性による不妊症という概念が世間に浸透しきっていないと、本人は「自分だけ」と
思ってしまうだけに、なかなか現実を受け入れてもらえにくい傾向にあります。
だからこそ精密な検査や入念な医療面接が必要になってくるのです。
不妊は既に夫婦のどちらかではなく、夫婦のどちらも!という認識が更に広まっても
いいのではと思いますが・・・。
当院の鍼灸治療では、男性と女性のどちらの不妊も対応する治療家が在籍しておりますので、
もし夫婦での不妊の問題でお悩みの方がいれば、ご相談いただければと思います。
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